船から飛び降りてポストまでダッシュするアメリカの不思議な郵便配達

雑記
船から飛び降り、波止場の中ほどにあるポストまで走って戻ってくる郵便配達人の様子。この間わずか6秒です。

アメリカのウィスコンシン州レイク・ジェニーバには、メール・ジャンプと呼ばれる不思議な習慣があります。

メール・ジャンプは郵便配達方法の一種で、メール・ジャンパーと呼ばれる配達人がボートから波止場に飛び降り、郵便物をポストに入れ、再びボートに飛び乗るというものです。

メール・ジャンパーが船から降りている間、ボートはゆっくりと一定のペースで動き続けるそうです。

キャリアを通して一度は失敗するらしいです。その日は一日ずぶぬれで仕事をしなければいけないんだとか。

ジャンパーたちは、午前7時に郵便局へ郵便物を受け取りにいき、10時ごろからボートに乗って配達を始め、1日で約60世帯に郵便物を配るそうです。ボートは観光船も兼ねていて、ジャンパーは郵便配達と船上でのガイドを兼任しています。

ドキドキハラハラさせる郵便配達は観光客の評判も良く、配達のたびに歓声が上がることもしばしば。受け取る方も受け取る方で、ポストの代わりに犬を待機させたりしているユニークな家庭もあるんだそうです。もちろん観光客には大ウケ。

歴史は意外と古く、なんと1916年から続く伝統行事です。100周年記念パーティーには元ジャンパーの60歳女性が呼ばれ、再びジャンプに挑戦したと伝えられています。


出典:The Gravity-Defying Mail Jumpers of Lake Geneva, Mail Jumping

コメント

タイトルとURLをコピーしました